1 / 10 BREAD JOURNEY 06
窓の外は、冷たい風
窓の外で、木の枝がゆれています。台所では、おばあちゃんが粉のついた手を動かしていました。ぼくは、まだ小さな丸い生地です。となりの器から、いためた玉ねぎの香りがやってきます。「今日は、どんなパンになるの?」。子どもが背伸びをすると、おばあちゃんは、こんがり焼けた見本をひとつ見せました。これがピロシキ。ロシアや東ヨーロッパで親しまれる、具を包んだ小さなパンの仲間です。寒い日のこの台所は、お話の始まり。ぼくは、まだ見えない中身に、わくわくしてきました。
もっと知りたい!
ピロシキには多くの形や具があります。この物語の台所や家族は、作り方を知るために考えた場面です。
このページの出典
AI音声・ふつう
